第393章:ダメだ!

柳裕亮は聞いて急に焦り、ルームキーを受け取り、「部屋はどこですか?」

「こちらのエレベーターで29階まで直行してください。カードに部屋番号が書いてあります。」

「ありがとう!」柳裕亮は従業員の指示に従い、素早くエレベーターの方向へ向かった。

エレベーターに乗ると、柳裕亮はさらに暑さを感じた。

彼は思わず襟元を引っ張ったが、深く考えなかった。

きっと時田浅子のことを心配しすぎているのだろう。

エレベーターが止まり、柳裕亮はルームキーに書かれた部屋へ向かった。

ピッという音が突然鳴った。

そして、ドアが開く音。

床に丸くなっていた時田浅子は、物音を聞いて、驚いた鳥のように飛び上がった!

「時田浅子!」柳裕亮は一目で時田浅子の姿を見つけた。

斉藤若春は撮影されている映像を見ながら、ワイングラスを持ち上げ赤ワインを一口飲んだ。