このお金は全部彼女のものであり、しかも合法的に得たものだったので、彼女はすべて受け取った。
そして、このお金はほとんどがあのスポンサーからの贈り物だった。
彼女はただあのスポンサーがお金持ちだと思っていただけで、まさかあんなにお金持ちだとは思わなかった!
以前、藤原時央がくれた300万円と、契約後の収入、そして彼女が音声を売って少しずつ貯めたものを合わせると、もう1500万円近くになっていた。
彼女は今、お金を稼ぎたい、たくさんのお金を稼いで、母親に幸せに暮らしてもらいたいと思っていた。
もし可能なら、母親を海外に送り出すのが一番良い。
十分なお金を貯めたら、彼女はすべてを捨てて、母親と人生の最後の時間を過ごすつもりだった。
食事を終えると、森山緑は時田浅子を見て、「浅子、病院に残っていても母親には会えないわ。先に送っていこうか?」と言った。