藤原時央は眉も目も笑みに満ちて、直接時田浅子を抱きしめて軽く背中を叩いた。
白沢清志は息子に微笑んで、「パパは反対しないよ。でも藤田叔父様に聞かないと。彼が君を引き取りたいかどうか」と言った。
団団は恐る恐る藤原時央を見つめ、最後には姉の足にすがることにした。
彼の小さな体が椅子から滑り落ち、走って行って時田浅子の足を抱きしめた。
「お姉ちゃん、団団ここに住んでもいい?団団はとっても良い子だよ。団団はお話もできるし、お姉ちゃんを寝かしつけるためにお歌も歌えるよ!」団団は一生懸命自分をアピールした。
時田浅子はこんな可愛い子を断ることができなかった。
彼女は団団を抱き上げて膝の上に乗せた。「お姉ちゃんは団団を置いておきたいけど、ママの許可も必要だよ」
「私は賛成よ!」中村佳奈恵はすぐに手を挙げた。「浅子、信じて。団団は本当に良い子よ。夜中にミルクを飲まないし、夜中に起きないし、暗くなったら朝まで寝るし、絶対に泣き叫んだりしないわ」