321 残忍非道

鈴村凛は少し困ったように言った。「この件について、どんな証拠が必要なの?あなたの告白が断られたことは、私たち仲の良い数人と島田香織しか知らないわ。私たちがあなたを裏切るはずがないから、考えるまでもなく、絶対に島田香織が暴露したに違いないわ。彼女はあなたを社会的に破滅させたいのよ!」

「でも……」藤原昭子はまだ躊躇していた。

「もう、昭子ったら、でもも何もないわ。私たちが軽率に島田香織に会いに行くわけじゃないわ。誰かに彼女をいじめさせるだけでいいの。このままじゃ気が済まないでしょう?」鈴村凛は懇々と諭した。

藤原昭子はもちろんこのまま済ますことはできず、鈴村凛と一緒に七人のチンピラを雇った。

その七人のチンピラは筋肉質で、タトゥーを入れており、顔に傷のある者もいて、とても善良な人間には見えなかった。