第273章 自滅小分隊2

藤崎千颯と藤崎千明は聞いて、池田輝の提案に深く賛同した。

「そうだよ、俺たちが手を出せば大変なことになる。自分で助かる方法を考えたほうがいい。どうせ兄貴もお前を傷つけたくないだろうし」

工藤みやびは呆れた顔で「私は帰るわ。あなたたち楽しんでね」と言った。

自分で自分を救えって、しかも彼らと一緒に藤崎雪哉に立ち向かえだって?頭おかしいんじゃない!

「やめてよ、俺たちは彼にいじめられすぎて怖いんだ。君の救いが切実に必要なんだよ」藤崎千明は悲しそうな顔で言った。

「俺たちはずっと苦しい生活を送ってきた。君がいなければ、彼に反抗することなんてできないんだ」藤崎千颯は心痛そうに言った。

「今は君だけが俺たちを救える。俺たちを勝利に導いてくれるのは君だけだ」池田輝も説得の輪に加わった。