第417章 マーティン・グリーンの招待

石橋林人は好奇心と興奮を抱きながら、マーティン・グリーンを連れて階段を上り、自分の所属アーティストの部屋のドアをノックした。

工藤みやびがドアを開け、外の二人を一瞥した。

「何か用?」

「私のデザインスタジオを見に来ないかと誘いたくて」マーティン・グリーンは来意を説明した。

工藤みやびは少し考えてから、軽く笑って言った。

「少し待って、服を着替えるわ」

そう言うと、ドアを閉めて着替えと身支度に行った。

彼女は数分で着替えを済ませ、ドアを開けて言った。

「行きましょう」

「岡崎さんを呼んできます」石橋林人は外出すると聞いて、すぐに言った。

「必要ないわ。彼女にはホテルで休んでもらいましょう。今日は特に予定もないし」

工藤みやびはそう言いながら、彼らと一緒にエレベーターに乗った。