第495章 お前がその変態か

本間夢は声を聞いて、自分を変態と指差して叫んでいる藤崎千颯を見て、まだ火をつけていないタバコを口から取り出した。

「美女を指差して変態と言うなんて、一体誰が変態なの?」

藤崎千颯は怒って言った。「お前が男装してお義姉さんを探し回って、兄貴に変態写真を送りつけたやつか?!」

本間夢は袖をまくり上げ、殴りたくなった。

「もう一度変態って言ったら、お姉さんがどれだけ変態的に人を殴れるか見せてあげようか?」

藤崎千颯は首をすくめ、空気を読んで言い方を変えた。

「そうそう、あなたは福くんのママだ」

実際に会う前は、彼は彼女のことをずっと変態だと思っていた。

しかし、実物はかなり美人だった。

荒木雅のような繊細で清楚な美しさとは違い、セクシーでカッコいい美しさだった。

外見はセクシーな美女なのに、その振る舞いや性格は...彼よりも男らしかった。