第9章 銀河猫撫で権争奪戦

超新星残骸が青紫の星雲を広げる中、リンフォンは直径3kmのBBQ台に立っていた。7500Kの熱で「江城製薬」ロゴTシャツが汗で透ける。

「受験生リンフォン!」ペンギン監考官が羽ばたく「第一問:ブラックホールで和牛を焼け!」

青銅の鍵が反物質ビームを放出、事象の地平面に黄金グリッドが浮かぶ。橘座のシッポが星塵ザンジャンを撒き「朕が火加減を見せてやる!」

量子ザンジャンとホーキング放射が衝突→虹色のメイラード反応が炸裂!監考官の電子目が火花「警告!創世級調理エネルギー検知!」

「第二問!」リンフォンが壊れた計測器を蹴飛ばす「超新星でマカロン焼け!」

橘座の18本触手が星核温度を精密制御。蘇婉が反物質串で乱入「鍵をよこせ!」300体のクローンがレーザー温度計を構える。

中性星の鉄板に飛び乗り「ママまでスイーツ戦争!?」量子エプロンのナイフが空間を斬裂。

突然、超新星が閃光→林建国がヒッグス粒子を纏い登場「これが本当の隠し味だ」銀河の腕を粉糖のように振り撒く。

橘座が猫砂ボックス戦艦に変形「大橘為重モード発動!」虹色砂塵ミサイルがクローンを汚染→28ヶ国語で『詠鵞』朗読開始!

青銅の鍵が真の姿を現す──猫神の料理杖!「宇宙の猫の名において、合格!」猫目石から創世級の香りが噴出→全艦隊が活動停止。

銀河法廷が開廷「『究極猫撫で権』を授与!」三毛猫判事の肉球が灰雀資産を猫星に没収。

林建国が量子渦で消える前に「真のBBQ神が…」

火星猫カフェで祝宴中、ウーリーが機械目を光らせる「宇宙核に"サプライズ"が」。橘座が尾で破壊。

リンウーが判決書を持ち込む「灰雀は全宇宙猫カフェに!」しかし「設計図がタコ頭!?」

青銅の鍵が熱を帯び新座標を示す【宇宙核・猫草畑】。橘座が肩に乗る「行くぞ、下僕」

参宿四方向から広場ダンスの音楽。林建国のホログラムが腰振りながら「宇宙核で会おう──」

銀河の腕の先、12個の恒星が串焼きの形に並んで光っていた──