第75章 三神財団が沸騰した!

森本城一はその場で固まり、再び驚きのあまり顎が落ちた。「恋愛をされるんですか?」

三神律は彼の驚愕した様子を見て、目に冷たさを宿した。「どうした、私が恋愛できないとでも?」

森本城一は自分の失言に気づき、慌てて否定した。「いえ、いえ、もちろんできます。ただ、社長はこれまで長年独身でいらっしゃったので、突然恋愛するとおっしゃるのが少し意外だっただけです。」

三神律は手首を上げて時間を確認し、指示した。「このアンケート調査は昼休みに実施してくれ。まずフォーマットを作成して、従業員に記入してもらい、三日後に回収して私に提出するように。」

森本城一は快く承諾した。「かしこまりました、三神社長!」

森本城一がドアに近づいたとき、三神律に呼び止められた。

「君は恋愛経験があるか?あるなら記入してくれ。」