第150章 御曹司は子供が欲しくない!

「三神社長、私はレコーダーから青水荘プロジェクトで三神景元が協力会社の藤田建設から1000万円の賄賂を受け取ったことを聞きました。私はまだ青水荘のプロジェクト部にいますが、三神景元は機敏に反応し、私が仕事をしている間に私の宿舎を全て調べました。彼は今、私を半ば軟禁状態にしています。元々一人で住んでいた宿舎に、今は彼が理由をつけて3人も入れました。今では私がどこに行っても誰かがついてきて、携帯電話も理由をつけて取り上げられました。今日は彼に仕事に出されたので、彼が手配した人がトイレに行った隙に、わざと通行人の携帯を借りてあなたに電話しています。早く誰かを送って助けてください。三神社長、切らないと。」

渡辺文子は電話を切った。三神律はためらうことなく、森本城一に電話をかけ、適当な理由をつけて青水荘プロジェクト部から渡辺文子を御景マンションの自分の家に連れてくるよう指示した。