シーシーちゃんが彼のウンチする権利を否定する

霊気が湧き上がった。灰色のオーラが蛇のようにモー・シーシーの腕を這い上がり、竇心石の腹部に広がった。

「内臓封印呪掌」モー・シーシーの声は冷たく、まるで古代の文献から呪文を読み上げるようだった。

それは威圧的に聞こえた！

それは恐ろしく見えた！

しかし実際にはただ男が排便できなくなるだけだった。

これは灰呪教団の秘伝の技だった。

一度かけられると、腸の経絡をゆっくりと封じていく - 腸から呪いの気の鎖が締まるように広がっていく。

一時間は、標的は安全だ。

しかしその後...封印が解ける。

溜まった排泄物が爆発的に噴出する。

抵抗など無駄だ。それは意志力、筋肉のコントロール、そして尊厳を無視する。

伝説によれば、ある長老は一度、ズボンから先に十フィートも空中に吹き飛び、屋根の瓦を粉々にしたという。

竇心石はよろめきながら後退し、お腹を抱えた。

「...」

痛みは...消えた？

圧迫感？なくなった。

背中の汗さえ乾き始めた。

「なんだ？！」

彼は手のひらを前に出したまま立っている少女を見下ろした。

「...お前...」竇心石は目を見開いて呟いた。

モー・シーシーは腕を組み、小さなため息と共に顔をそむけた。

「一時間だけ持ちますよ、お兄さん」

ハオは微笑みながら頭を振り、その光景を見ていた。

「シーシーちゃんを雇ったのは間違いなく正解だった」

モー・シーシーがここにいなかったら、床にどんな言語に絶する恐怖が降りかかっていたか想像したくもなかった。

血なら掃除できる。

爆発的な下痢？それは別の戦場だ。

モー・シーシーは店内の広い空間にもはや驚かなくなっていた。

結局、彼女はすでにもっと奇妙なことを見てきたのだから。

例えば、初めて雇われた時、目を覚ますと二階が魔法のように三階に変わっていて、前日には存在しなかった二階に押し上げられていたことがあった。

そんなことがどうして起こりうるのだろう？

彼女は下界の最高の職人でさえ、建物をそんなに速く変えることはできないと確信していた。

「ボス、店を拡張したんですか？」モー・シーシーは尋ねた。

ハオは振り向いた。「ああ。気に入ったか、シーシーちゃん？」

技術的には、システムがすべての重労働をしたのだが。

でも、それを可能にするタスクを彼が完了したのだ。