第395章 初めての出会い

林知恵と森田謙が話をしている時、狭山一美は山査子の飴を持って外に出た。

すると星奈がいなくて、彼女は冷や汗をかいた。

彼女は急いで店員を引き止めて尋ねた。「星奈はどこ?」

店員は手を上げて隣の土産物店を指さした。「また食べ物をたかりに行ったよ」

近所の人たちはみんな顔見知りで、星奈はこの通りで唯一の子供だったので、みんな彼女をかわいがっていた。

狭山一美はほっとしかけたが、通りの向こう側を見つめた。

「わぁ、超イケメン!」

「よだれを拭きなさいよ...うわ...」店員は舌打ちして言った。「本当にイケメンね、どこかで見たことあるような気がする」

「もっと新しい反応できないの?私を見てて」

狭山一美は髪を整えて向こう側に行こうとした。

店員は彼女を止めた。「パジャマ姿で行くつもり?」