第472章 永遠にあなたの味方

しかし彼女はまだ病気で、毎日元気がなく、力が入らなかった。

医者は、彼女には心の病があるかもしれない、心配事が多すぎるから風邪がなかなか良くならないのだと言った。

藤堂辰也は彼女の心の病が何かを知っていた。彼女はここから離れたい、彼から離れたいと思っていた。

しかし、彼は彼女を行かせるわけにはいかなかった。

安藤若菜が風邪をひいて一週間後、ある夜突然高熱を出した。彼女は重症で、ずっと意識不明で、うわ言を言い、頭もぼんやりしていた。

救急処置は施されたが、彼女は良くなりたくなかった。彼女の病状は繰り返し悪化するばかりだった。

それに風邪が長引くと肺炎になる。

彼女が重病になることは、彼が望む結果ではなかった。

この日、安藤若菜は昼寝から目を覚まし、ベッドの横に座っている人を見て驚いた。