第145章 次のステップはどうする?

深夜、葉山夢愛は感情を爆発させていた……

「田中遠三があなたにあんなに優しくしてくれたのに、どうして手を下せるの?あなたは本当に毒蛇のような心を持った毒婦よ!」

「彼が死んだら、あなたも良い目を見ないわよ!」

私は分かっていた、ついに事件が発覚したのだ。

電話を切った後、しばらくの間、私の頭は麻痺していた。

葉山夢愛さえも私が毒を盛ったことを知っているなら、おそらく明朝には警察が私を逮捕しに来るだろう。

「どうしたの?」

伊藤諾は私の感情の変化を感じ取った。

「あの、田中遠三がもうすぐ死ぬかもしれない、私は刑務所に入ることになるわ……」

伊藤諾はそれを聞いても少しも心配する様子はなく、むしろ笑った。「それでそんなに憂鬱になってるの?」

「私は刑務所に入るのよ、聞いてわからなかった?」