第213章:親戚が来た

夕方になり、賀川心は部屋から出てきた。彼女はまた3時間眠り続け、自分でセットした目覚ましで起きたところだった。

彼女は伸びをして、ゆっくりとベッドから降り、洗面所へ向かった。鏡の中の彼女の顔は確かに丸くなっており、太ったようにも見えた。今日病院で体重を測ったとき、なんと52.5キロになっていた。

賀川心は頬の肉をつまみ、引きちぎりたい衝動に駆られた。彼女はもともと美人というわけではなく、顔が小さく、目が綺麗だったので、清楚で可愛らしく見えていたが、これが太ってしまうと本当に醜くなってしまう。

どういうわけか、彼女はなぜ全身に肉がついてきたのだろう。縁子を妊娠していたときは、まだとても痩せていて、体重は増えたものの、それはすべてお腹にだった。しかし今回は全身に肉がついて、唯一お腹だけがそれほど大きく見えない。