第299章:ついに良い姑を得た

葉山のお城

結婚式まであと三日、皆が忙しく動き始めた。

お城を隅々まで掃除するだけでなく、様々な装飾も施さなければならない。

新しく購入した家具、絵画、花、そして各種の置物を奥様の要望通りに配置し、さらに結婚式の部屋を飾るアイテムも設置する必要がある。

皆が分担して協力し、整然と作業を進めていた。

賀川心は二人の警備員に手伝ってもらい、今日届いたばかりのウェディング写真を飾っていた。

写真は彼女の要望通り、とても美しくロマンチックに撮られていた。その中の一枚はラベンダー畑で撮影されたもので、彼女は真っ白で軽やかなウェディングドレスを着て、丸い王冠をかぶり、草むらに座って絵を描いている。葉山大輔は少し離れた場所でバイオリンを弾いており、彼女が描いているのはまさに彼の姿だった。