三分後、二人はようやくお互いを離した。
賀川心は大きく息を切らしていた。彼女は本当に体力がなくなっていた。歩くだけで息が上がるだけでなく、キスをしても息が詰まってしまうほどだった。
次に葉山大輔は先ほど撮影したシーンを再生した。すぐに寝室の中央に新婚夫婦である彼らの姿が現れた。それもキスをしている姿だった。撮影は鮮明で、彼らの夢中になった表情や一つ一つの細かな動きまで見ることができた。
賀川心は急いで自分の口を手で覆った。小さな顔は熱く赤くなり、心臓もドキドキと激しく鳴っていた。
あまりにもリアルで、まるで彼らの分身が先ほどの動作を再現しているようだった。そして...
「見ないで、葉山大輔!」賀川心は手を伸ばして葉山大輔の手にあるタブレットを奪おうとした。あまりにも恥ずかしかった。このような場面で、自分がそんなことをしている時の表情がこんなにひどいとは思わなかった。まるで...