セシリアの目は鋭くなった。彼が問題のあるパートナーだったのだ。
話していた少女は数人の取り巻きを従えて近づいてきた。
ダイアナはその少女を見て、少し不機嫌な顔をした。
「セリーナ、私はすでにあなたに私のパートナーを取らせたわ。他に何が欲しいの?」
セリーナは嘲笑した。
「あなたが彼を私にくれたって?明らかに、あなたにスキルがないからこそ、リチャードはあなたとのパートナーシップを諦めて私を選んだのよ」
セリーナとその取り巻きたちは、彼女がそう言うとすぐに笑い出した。
ダイアナは無関心なままのリチャードを見て、悲しげに尋ねた。「あなたもそう思っているの?」
彼は答えに苦しんでいるふりをした。
「このボールがどれだけ重要か知っているだろう。君に足を引っ張られるわけにはいかない...」