橋口俊樹は大笑いした。「だって彼女は私の妻だよ、法的に登録されているんだ!」
「本当に?」笹木蒼馬は石塚千恵をちらりと見て、わざと信じていないふりをして尋ねた。
「嘘なわけないだろう!」橋口俊樹は笑った。以前は千恵を外に連れ出すのが好きではなかったが、今では友人に彼女を紹介するとき、本当に誇らしく感じることに気づいた。
鈴木越哉はのんびりと一言付け加えた。「彼の奥さんだよ。二人とも初恋同士で、学生時代から愛し合ってきたんだ。すごいことだよね!」
笹木蒼馬はさくらんぼを一つ取って口に入れ、肉厚で多汁な果肉を噛みしめた。実際、彼が今食べたいのは向かいの女性の肉で、彼女を抱き寄せて思い切り噛みつきたいほどだった。「君たち二人の言うことは信じられないな。美女、教えてくれ、彼は本当に君の夫なのか?もしそうでなければ、すぐに上の階に行こうよ!」