第413章 一網打尽

笹木蒼馬の友人は本当に凄かった。十数分後には子供の情報を聞き出し、ある住宅ビルの闇血液ステーションで採血を待っていることがわかった!

「全員拘束しろ!」笹木蒼馬は怒りに震え、両目から恐ろしい光を放った!

「一時的に足止めすることはできるが、拘束するとなると話が大きくなる。結局は坂本建二の妻だからな!下の者たちは敵に回せない相手だ。彼らも生活があるし、あまり無理強いはできないよ」電話の向こうの人物が諭した。

笹木蒼馬も下の者たちの立場が難しいことを理解し、他人に迷惑をかけるわけにもいかなかった。「では息子の安全は保証してくれ!」

「その点は安心してくれ。誰も君一に手を出す勇気はないさ!」

「わかった、すぐに向かう!」笹木蒼馬は電話を切り、すぐに車のエンジンをかけた。