次の掲示板を作り直さなければならないことを徳田月光は知っていた。彼はまだ生徒会のメンバーで、手持ちの役職は来学期に引き継がれる予定だった。明日の朝の評価は、彼と生徒会の数人の係員が採点することになっていた。
徳田月光は黒板の空白部分に描かれた線画を見つめていた。線はシンプルで流れるような、Qバージョンのキャラクターが描かれており、そのキャラクターは生き生きとして、非常に写実的だった。
徳田月光はそのQバージョンのキャラクターの表情がどこか見覚えがあると感じたが、誰なのかすぐには思い出せなかった。
相手は素早く描いていて、手慣れた様子で、一つの線画キャラクターがほんの一瞬で完成していた。
色付けも非常に大胆だった。
これは絵の基礎がしっかりしている証拠だった。
徳田月光は掲示板でこのレベルの絵を見ることになるとは思ってもみなかった。