ランキングは王から下に向かって並んでおり、マウスを下にスクロールする必要がある。
パソコンの最初の画面の表は大きすぎず小さすぎず、見えるのは上位20位までのランキングだけだ。江戸川院長と葛城院長たちはあまり最初のページを細かく見る気はなく、ただ大まかに上位3位がどの国のチームかを確認するだけだった。結局、彼らが予想していた順位は50位前後で、2ページ目から見始めるつもりだった。
最初の行のチーム名の後ろにある「東大」という文字が目立ち、一目で秋山直子たちのチーム名だとわかった。
早應大学の参加者だけでなく、葛城院長も江戸川院長も反応できなかった。
葛城院長は人生でほとんどしたことのないジェスチャーをした。手で目をこすり、もう一度見た。
1位は依然として変わっていなかった。