西村絵里は自分がボーイの前で、甘奈に見捨てられたと感じた。
これはママよりも男の子を優先する小さなロリータと言えるだろうか。
しばらくすると、西村絵里は携帯の画面で小さなロリータの顔は見えなかったが、彼女の澄んだ声が聞こえてきた。
「ひいおじいちゃん、この三人は私の彼氏よ……長男、次男、三男って呼んでもいいわよ……」
「えっ?」
「へへへ……そうすれば区別しやすいでしょ?だって、これから四男、五男、六男もできるし……もっともっとたくさんよ」
西村絵里:「……」
甘奈はもう十分だ。
藤原海翔がわざとスマホの画面をボーイグループの三人に向けたのかどうかはわからないが、西村絵里は彼らの顔に明らかに引きつっているのを見た。
彼らの様子に思わず笑ってしまい、西村絵里は口を開いた。「藤原三郎、甘奈ちゃんの……うん、虫歯予防のことは、あなたに任せるわね」