第463章 旦那様、口を開けて2更(3)

西村絵里と出会った後、黒田真一のすべての自制心と冷静さは崩れ去り、残ったのは興奮と西村絵里を自分のものにしたいという欲望だけだった。

薬局はホテルからとても近かったので、西村絵里はすぐに黒田真一に駐車場へと引っ張られ、黒田真一のランボルギーニの前を通り過ぎると、西村絵里は直接車内へ押し込まれた。

西村絵里がまだ状況を把握できず、体勢を正そうとした時、男の大きな体がすでに覆いかぶさってきていた。

黒田真一は怒りのため、胸が上下に激しく動いていた。

西村絵里の顔色が思わず青ざめた。

以前なら…

二人のこのような行動は、親密さの表現として理解できただろう。

しかし今は…

特に昨夜の出来事を経験した後では。

だから、男と女がこの姿勢になるのは、たいていは悪いことをするためだ。