西村絵里の美しい瞳が震えた……
「旦那様」
「うん……旦那様、素敵って言って……」
西村絵里:「……」
「旦那様……素敵」
女性の一言一言が、自分にとって誘惑だった。
黒田真一の黒い瞳はますます深くなり、目の前の魅力的な女性を見つめ……思わず身を乗り出して西村絵里の唇を含んだ。
これまでの強引さとは違い……水のように優しかった。
夫から妻へのおはようのキスのような存在。
西村絵里は黒田真一のキスでくらくらとなり……
黒田真一が長い指に軟膏を取って自分に塗ろうとするのを見て、思わず口を開いた。
「いいです……自分でやります」
「黒田さんが黒田奥さんにサービスするのは当然のことだよ、僕がやるよ」
西村絵里:「……」
西村絵里は男性が慣れた手つきで薬を塗るのを見て、美しい瞳が震えた……