105 藤原氏年会、クズを懲らしめる!_7

村上念美が口を開くと同時に、皆は佐藤莉々の胸元を見て、口を押さえて笑い始めた。

なんと佐藤莉々が騒いでいる間に、胸のパッドが飛び出してしまったのだ。

しかも...そのパッドの大きさはかなりのものだった。

見れば分かる...佐藤莉々はかなりの量のものを詰め込んでいたのだ。

ああ...だからあんなに大きく見えたのか...

佐藤莉々は今や完全に恥をかき切っていた。さっきまで景山瑞樹の前で輝いていた無限の栄光は、この瞬間にすべて消え去った。

景山瑞樹は村上念美のほうから騒ぎが聞こえると、自分でも制御できないように、足が心に従って村上念美のほうへ向かった。

村上念美が無事なのを見て、佐藤莉々が散々な状態になっているのを見て、少し安堵した。

うーん...景山瑞樹は自分の意志の弱さに呆れていた。

この娘が無事だと分かって...自分はなんと安心してしまったのか。

...

「景山様...彼女が...彼女が故意にやったんです、私を押したんです...うぅぅ...」

「ここには監視カメラがありますよ...佐藤さん...何事も証拠が必要です。さっきのウェイターも見ていましたが、私が行こうとしたのに、あなたが私を止めて、行かせなかったんですよ。」

人からも...監視カメラからも...佐藤莉々の人を害する意図しか見えなかった。

さっき胡椒で佐藤莉々に責められていたウェイターは状況を見て、急いで事実を述べた:「そうです...さっきは佐藤さんが村上お嬢様の行く手を阻んで、ブルーベリージュースを渡そうとしていました...」

ウェイターがそう言うと、すぐに状況が明らかになった。

人々は頭を寄せ合い、こぞって他人の不幸を喜んでいた...

景山瑞樹は黒い瞳に冷たい光を宿し、鋭い視線を佐藤莉々に向けた。まるで女を射殺そうとするかのようだった。

佐藤莉々は後ろめたさから皆の視線をまともに見ることができなかった...

「景山様...」

「出て行け!」

景山瑞樹のこの怒号に、佐藤莉々はよろめき、それ以上留まる勇気もなく、急いで休憩室の方向へ走り去った。去る前にまだ村上念美を恨めしげに見て、非常に恨んでいるようだった。

村上念美:「...」

うーん、どうやら知らず知らずのうちに、また一人敵を作ってしまったようだ。

くそ...本当についてないな。