129 今夜は我慢しなくていい!【購読お願い】

宴会場:

景山大旦那様と景山瑞樹は少し離れた場所に立っていたが、この騒動をはっきりと見ることができた。

うん、この吉田英子の窮地は本当に一目瞭然だな。

この三人の娘たちは豚を装って虎を食らう、本当に人の好感を買う、それぞれに魅力的なポイントがある。

...

景山大旦那様はにこにこと口を開いた:「この村上念美という娘は、本当に可愛いね...」

景山瑞樹:「...」

全然可愛くない。

可愛い女性が、昔自分の下着に唐辛子の粉をまくだろうか?

景山瑞樹は口では絶対に村上念美が可愛いとは認めないだろう。

景山瑞樹が強情に村上念美の可愛さを認めないのを見て、景山大旦那様はにこにこと続けた:「それに木村陽太家の新しい嫁も、若いのに、とても面白い子だ!」

初めは青臭い少女だと思っていたが、さっきの伊東文を守る姿を見ると、この娘は、ただものではないな。

景山瑞樹は口元を歪め、若い嫁さん、年の差カップル、この木村陽太が持ちこたえられるかどうか心配だな。

ふん...

「そういえば...さっき突然現れた女性、本当に美しかったな。最初は単純に美しいだけの人かと思ったが、なんと、面白い人物だった。」

景山大旦那様は相馬紗奈を絶賛した。

そして非常に気に入っていた。

この相馬紗奈は一目見ただけで、気骨がある。

チャイナドレスを着て、魅力的だが、大旦那様は彼女が軍服を着ている姿を頭の中で描くことができた。

「大旦那様、もし私の記憶が正しければ、あなたは美しい女性が好きではなかったのでは?あなたはいつも美しい女性は災いの元...何の役にも立たないと思っていたはずですが...」

景山大旦那様:「...」

景山大旦那様は景山瑞樹の言葉を聞いて、軽く鼻を鳴らした。

「これは状況によるものだ。美しい女性は男性にとって挑戦だ。男性が彼女をコントロールできなければ、彼女の思うままにさせるしかない。そうなれば、その女性は災いの元以外の何物でもないだろう?」

「ふん...」

景山瑞樹は口元を歪めた、ただの口達者な心理医に過ぎない。

自分は特別なところを何も見つけていない。

美しいということについては?

うん、この点については、景山瑞樹は渋々認める。

しかしそれは盛装しているだけだ、メイクを落としたら見られたものではないかもしれない。

...