129 今夜は我慢しなくていい！【購読お願い】_3

「今はまるで小さなロリータじゃないか...」

「藤原奥様、相馬先生、本当にありがとうございます。さっきは私の人生で最も嬉しく、最高に気持ちの良い瞬間でした。数学の試験に合格したときよりも興奮しました。」

夏目愛子は無意識のうちに、自分がよく数学の試験に落ちることを暴露してしまった。

「あなたたちは知らないでしょうけど、あの老魔女と小魔女が組んで私をいじめるんですよ。」

「小さい頃から、小魔女は私からお人形を奪い、食べ物を奪い、おもちゃを奪い、とにかく何でも奪っていくんです。あの老魔女に至っては毎日母をいじめて、母を使い走りにして...私のことを不吉な星と呼ぶんです...実は私知ってるんですよ、彼女は単に私が夏目奈々より可愛いことを妬んでいるだけなんです。」

夏目愛子は口を押さえて笑い、村上念美と相馬紗奈は目を合わせて軽く笑い声を漏らした。

この子は本当に可愛くて、素直だ。

「美しいのは私のせいじゃないですよ、母親譲りなんです...夏目奈々が醜いのは、あの老魔女の醜い外見と邪悪な心を受け継いだからですよ、ははは...」

村上念美はプッと吹き出して、頷いた。

傍らの相馬紗奈は思わず口を開いて尋ねた：「そうね、心の醜さが一番怖いわ...そういえば、彼女は藤田初志という人物に言及していたけど、誰なの？彼女の婿？」

相馬紗奈はどんな死角や抜け穴も見逃さず、たとえ名前が一度だけ出てきただけでも、詳細に尋ねずにはいられなかった。

夏目愛子はその言葉を聞いて少し考え、口を開いた：「今は夏目奈々の彼氏じゃないかな？」

でも...夏目奈々の彼氏はたくさんいるんだよね。

「小さい頃から、男の子が私と少し話をするだけで、翌日にはその男の子は彼女の彼氏になっていたの。彼女は私から何でも奪うのが好きで、何でも奪って、それから私の前で自慢するの。」

「実は、私は全然悲しくないんです。なぜなら、奪われるようなものは、そもそも私のものじゃないから...」

「ああ、小さい頃から、彼女はいつもお金や利益で私の女友達をそそのかしていたから...私はこれまで友達がいないんです。」

村上念美と相馬紗奈はその言葉を聞いて、目の色を少し変えた。

この夏目奈々は...本当に。

幸い夏目愛子は性格が明るく活発で、これらのことを全く気にしていなかった。