132 極品男神【ロマンチック、イベント進行中】_2

村上念美：「...」

それなら、このクズ男の行動はまさにそれに当てはまるじゃないか。

清水家のお金のために洛村雅子を捨てたの？

でも、これには確かな証拠がない...本当のところはわからない。

村上念美は口角を上げ、藤原景裕の非凡に端正な顔を見つめ、思わず意地悪く言った：「ねえ、あなたはこんなにハンサムで、家もこんなにお金持ち...もしかしたら事情を知らない人は、私があなたと結婚したのもお金のためだと勘違いするかもね。」

藤原景裕はその言葉を聞いて瞳が少し暗くなった。この子は話し方がますます面白くなってきている。

藤原景裕は口角を上げ、何気なく村上念美をソファから引き上げ、甘やかすように言った：「僕はそんなふうに思ったことはないよ...僕はずっと、藤原奥様が藤原さんと結婚したのは...うん、藤原さんのテクニックが良いからだと思っている。」

「そうでなければ...あの時、藤原奥様がどうしてあんなに幸運に...一度で妊娠できたのかな？」

村上念美：「...」

なんてことを言うの。

本当に...

村上念美の小さな顔が一瞬で真っ赤になった。

クールで腹黒い男が一度色っぽい言葉を言い始めると、本当に耐えられないんだから！

藤原景裕がまたあの時のことを茶化しているのを知っていた...自分が彼に薬を飲ませて、彼と寝たふりをしたあの出来事を。

村上念美は咳払いをして、真面目な顔で言った：「本当に不真面目ね...私が見たのはあなたのハンサムさよ。」

「知ってる？あの頃のあなたは男神の基準だったのよ。成績優秀で学年トップ、いつも白いシャツを着て、指は長くて白くて、背が高くて...容姿も良くて、バスケットボールもかっこよくプレイして...本当に人を魅了して命を奪うほど...しかも禁欲的で近寄りがたい雰囲気だった。」

村上念美は藤原景裕の当時の輝かしさを思い出すと、感情が高ぶって弾むようになり、美しい瞳はさらに潤んで輝いていた。

藤原景裕はそれを聞いて淡々と眉を上げて言った：「じゃあ、僕が村上家に行った時は...どうして君は僕を一目も見なかったんだ？」

村上念美：「...」

うん、最初は藤原景裕のようなタイプに興味がなかった。それが...中学生になって、恋心が芽生え始め、さらに佐々木萌那のそそのかしもあって、だから！