景山大旦那様:「...」
村上念美:「...」
この二人のお年寄りは本当に子供のようだな。
村上念美は思わず再び笑い声を漏らし、藤原景裕の腕の中に寄り添った。
うん、年を取ると、老いての友がいるというのは。
実は幸せなことでもあるのだ...
...
藤原大旦那様と景山大旦那様の再三の引き留めにより。
藤原景裕と村上念美は藤原家で食事をし、泊まることにし、ついでに村上家に電話をかけた。
明日帰ると伝えて...
藤原大旦那様は心の中で喜びを抑えきれず、自ら台所に立っていくつか料理を作ると騒いでいた。
景山大旦那様も袖をまくり上げて手伝うと言い出した...
村上念美と藤原景裕は手を出そうとしても出せず、二人のお年寄りが奮闘するのを見ているしかなかった。
...
夕食の時間になった。
あまり期待していなかったが、意外にも夕食は非常に美味しかった。
すべて家庭料理だったが...
どれも特に味が染みていた。
そして...見た目も香りも味も完璧だった。
村上念美は何年もこんなに美味しい本格料理を食べていなかったので、食欲が異常に良かった。
景山大旦那様と藤原大旦那様は村上念美が喜んで食べる様子を見て、思わず口元を緩めた。
「お嬢さん...もう少しゆっくり食べなさいよ...」
「うん。」
村上念美は口角を上げ、小さな口はパンパンに詰まっていた。
「大旦那様...お二人は戦争のことを少し話してくれませんか...」
藤原景裕はそれを聞いて眉を上げた。自分の妻は賢いな。
今の若者は年配の人が長々と話すのを最も嫌がるものだ。
しかし年配の人には話したいことがたくさんあり、子供たちに伝えたいと思っている。
藤原大旦那様と景山大旦那様はすぐに話し始め...興奮して止まらなかった。
村上念美と藤原景裕は静かに聞き役に徹した。
時には聞き上手になることも美徳である。
...
藤原大旦那様は少しお酒を飲みながら、何か思いついたようで、景山大旦那様を見て好奇心を持って尋ねた:「君は普段、何もなければ私のところには来ないじゃないか...言ってみろよ、今日ここに来て私とお茶を飲んだり、囲碁をしたり、食事をしたりしたのは、何か用があるんだろう?」
「私はね...少し古い伝統的なことをしようと思ってね...うん、古風な人間になろうかと。」