景山大旦那様:「...」
村上念美:「...」
この二人のお年寄りは本当に子供のようだな。
村上念美は思わず再び笑い声を漏らし、藤原景裕の腕の中に寄り添った。
うん、年を取ると、老いての友がいるというのは。
実は幸せなことでもあるのだ...
...
藤原大旦那様と景山大旦那様の再三の引き留めにより。
藤原景裕と村上念美は藤原家で食事をし、泊まることにし、ついでに村上家に電話をかけた。
明日帰ると伝えて...
藤原大旦那様は心の中で喜びを抑えきれず、自ら台所に立っていくつか料理を作ると騒いでいた。
景山大旦那様も袖をまくり上げて手伝うと言い出した...
村上念美と藤原景裕は手を出そうとしても出せず、二人のお年寄りが奮闘するのを見ているしかなかった。
...
夕食の時間になった。
あまり期待していなかったが、意外にも夕食は非常に美味しかった。