相馬紗奈はまだ全身が濡れていて、バスタオルの下には何も着ていなかった。
景山瑞樹は女性にバスタオルを掛けてあげた時、意識的に視線を避けた。
実際、牛乳のように滑らかな女性の体は、彼には無視できないものだった。
...
相馬紗奈を慎重にソファに置き、しゃがみ込んで、女性の体が異常に紅潮し熱くなっているのを見て、景山瑞樹の眉間のしわはさらに深くなった。
うーん...酒の問題だ。
ベラドンナの後効き...想像以上に強い。
中には娯楽用麻酔薬の製造に使われる成分が入っている...
人を...熱くさせる。
うん、自分も徐々に体の異変を感じ始めていた。
アルコールと薬物の共同作用で、自分も先ほどの状態はあまり良くなかった。
...
「うぅ...」
相馬紗奈は体のバスタオルを引き裂き、全身がひどく熱くなるのを感じ、目の前の男性の大きくなった顔を見上げ、唇の端を上げた。