第168章 大規模な顔面打撃現場(7)

「実は青木朝音もなかなかいいじゃない。ビリヤードが上手いし、今はフランス語もあんなに上手く話せるようになったし、勉強の成績は少し悪いけど、少なくとも今は長所があるでしょう?何より、あの子は綺麗だよ」

向井涼太は彼を諭すように言った。このままでは、彼は崩れてしまうだろう。

「ほら、本当に美しいよ。それに、すごくオーラがある」

向井涼太はわざと彼に動画の中の青木朝音を見せようとしたが、厳谷究に手を払いのけられ、感情的に怒鳴られた。「消えろ!」

向井涼太はひらめいて、わざとこう言った。「つまり、本当に諦めるってこと?それならいいよ、俺はアオピエを追いかけようと思う...いや、もう彼女は醜くないから、アオピーと呼ぶべきだな。彼女を追いかけるつもりだ。俺が彼女をゲットしたら、お前らに恋人自慢してやるよ」