古川松陰は法廷でも調子に乗り始め、顔色一つ変えず息も切らさずに、むしろ堂々と言い放った:
「そうだ、忘憂は確かに私の恋人だ。そして彼女が好きなのは男性であって女性ではない。どうして強姦などということがあり得るだろうか?」
愛を見せびらかすと早死にするというが、法廷でこんなに公然と愛を見せびらかす者は、即座に逮捕して銃殺すべきではないだろうか?
重要なのは、くそっ、二人の男が愛を見せびらかしているということだ!
裁判官でさえ口元を引きつらせ、陪審員たちも顔を見合わせた。
「異議あり!弁護側は論点をぼかしています!被告が男性を好むことを証明できたとしても、同様に女性も好きであることを排除できません。さらには性的暴行という手段を使ってでも快感と満足を得ようとする可能性があります!私は被告が実は変態であると疑う理由があります!」