藤原輝矢は待ちに待って、時計を見ると既に12時を過ぎており、いらいらし始めていた。彼はついに我慢できなくなり、携帯を取り出して電話をかけた。
「申し訳ありませんが、お掛けになった電話の電源は切られています。後ほどおかけ直しください。申し訳ありませんが、お掛けになった電話の電源は切られています。後ほどおかけ直しください。申し訳ありませんが…」
「何てこった!」
藤原輝矢はイライラして携帯を投げ出し、この娘は最近調子に乗りすぎだと思った。今度捕まえたら、絶対に許さないぞ。
突然、心地よい着信音が鳴り、藤原輝矢は林薫織からだと思い、急いで手を伸ばして携帯を取った。よく見ると、それは牧野天司からの電話だった。
「兄弟、ナイトカラーに新しい子たちが入ったんだ。何人かすごく可愛い子がいるぜ。お前のために取っておいたんだ。来ないか?楽しもうぜ?」