後藤澄玲は口を少し開けて息を吐き、捕まれた両手が少し抵抗すると、陸橋北都のキスが押し寄せてきた。
「んっ……」
陸橋北都のキスは激しく、荒々しく、まるで長い間閉じ込められていた猛獣のようで、後藤澄玲は思わず声を漏らした。
後藤澄玲の艶めかしい声に、陸橋北都は彼女の耳たぶにキスをしながら、低い声で言った。「他の男を誘うなんて、後藤澄玲、一生考えるなよ」
後藤澄玲は心の中で思った、子供ができたら、あなたに何ができるの?
しかし両手で陸橋北都の首に腕を回し、挑発的に言った。「それであなたが私を満足させられるかどうかね」
彼女の言葉が終わるか終わらないかのうちに、陸橋北都のキスが再び襲いかかり、同時に彼女の服も脱がされた。
陸橋北都の馴染みのある香りと共に、かすかなアルコールの香りがして、後藤澄玲は突然我に返った。