後藤澄玲はこの頃、タバコの匂いとお酒の匂いが特に苦手で、そのため陸橋北都も特に気を遣っていた。
普段はたまに一本吸うこともあったが、今ではもう完全に吸わなくなっていた。
後藤澄玲は顔を上げて彼を見た。「わかってるわ、早く洗ってきて、それから早く休んで」
陸橋北都は彼女の唇にキスをした。「待ちきれないの?」
後藤澄玲:「そうよ、もう半晩もあなたを待ってたんだから」
後藤澄玲はそう言いながら、図々しく陸橋北都のお尻を一つ掴んだ。
陸橋北都は呆れ果て、彼女に強くキスをしてから、やっと服を持ってバスルームへ向かった。
しばらくして、シャワーを浴び終えてバスルームから出てくると、後藤澄玲の隣に座った。
彼女を自分の腕の中に抱き寄せると、後藤澄玲は顔を向けて彼を見て言った。「今日の午後、大学の創立記念日の招待状を受け取ったわ」