後から入ってきたネットユーザーたちは、Weiboを開いたとたん、真っ白な画面に出くわした。
トレンドどころか、個人ページさえも文字化けだらけだった。
何が起きているのか、まったく分からない状態だった。
Weiboのプログラマーも頭を抱えていた。
彼は今日たまたま残業せずに、6時になって楽しく帰宅し、温かいお風呂に入ろうとしていたところで、こんな事態に遭遇した。
前回このような状況が起きたのは、二人の有名人が結婚を発表し、週末にWeiboのサーバーをダウンさせた時だった。
その後、彼らはサーバーを強化し、今後どんな衝撃的なニュースが来ても大丈夫だと思っていた。
しかし、またしても同じことが起きた。
今回は前回以上の規模でサーバーがダウンしていた。
プログラマーは仕方なく会社に戻り、同僚と共に残業してサーバーの修復作業に取り掛かった。
40分後、ようやくWeiboのページは正常に戻った。
復旧した瞬間、『青春202』番組チームの2つの投稿へのコメントが爆発的に増えた。
【うおおおおおお!!!二人も?!】
【うわ、死んだ、人間界の妖精・秦野瑜子!!!】
【番組チームはどんなスポンサーを見つけたんだ?!一人じゃ足りなくて、二人も呼んだの?】
【発狂した発狂した、秦野瑜子がバラエティに出るなんて、俺の青春が戻ってきた!】
秦野瑜子が帰国後、大規模なツアーコンサートを一度だけ行った。
この一年余り、彼女は年越しライブに一度参加しただけで、残りの時間はじっくり音楽制作に専念し、ファンたちが可哀想になるほど待たせた後に、新曲を一曲リリースするという具合だった。
【番組チーム最高!】
昨年は多くのバラエティ番組があったが、海外から導入された新しいタイプのオーディション番組『青春101』だけが大ヒットした。
多くの制作会社が『青春101』のモデルを真似て、同様の100人オーディション形式の番組を始めようとしていた。
だから葉山希子が『青春202』から降板すると発表した時、別のプロジェクトはむしろ喜んで、さらに火に油を注いだ。
しかし今や、誰も声を上げなくなった。
もう一つのプロジェクトの投資家とプロデューサーは焦りまくっていた。彼らは『青春202』と対決する機会さえ失ってしまった。