春節が過ぎてからそう経たないうちに、また新学期が始まる。
今学期は、五年生にとって大きな試練が待ち構えている。小学校から中学校への進学だ。真理子はとても落ち着いていた。玉田先生はほぼ毎日彼女の耳元でこう言い続けていた。「あなたは普段通りの実力を発揮すれば、県立中学に合格できるわ。県立中学に入ってこそ、将来があるのよ!」
真理子は呆れていた。先生、そんなこと言うの?公社立中学に進学する生徒たちはどう思うの?彼らだって先生の生徒でしょう。
真理子は県立中学に行きたくなかった。公社立中学に残って、おじいさんとおばあさんと一緒にいたかった。おばあさんの目は喜ばしいスピードで回復していたが、それでも彼女は二人から離れたくなかった。そして、遅くとも来年には土地請負制が始まる。彼女はおじいさんと一緒に土地を借り、薬草と果樹を植えたいと思っていた。
薬草の種や苗は、空間の中で準備しておけば、人工栽培の薬草でも野生のものと同じ、あるいはそれ以上の薬効を持たせることができる。
金持ちになるのは難しくないし、人目を引くような急な成功も必要ない。快適で安らかな生活ができれば十分だ。真理子もおじいさんとおばあさんと同じく、欲張りではなかった。
彼女はすでに近くの小さな丘をいくつか目星をつけていた。あの時が来るのを待って、おじいさんと相談するつもりだった。だから本当に村を早く離れたくはなかった。