第145章 伝国の玉璽よりも歴史が古い宝物!【全購読お願いします〜!】

この瞬間。

大きな木箱の一番底に静かに横たわっているそのものは、おそらく傳國の玉璽のように華夏人の目には、重大な意味を持ち、計り知れない価値があるというわけではないだろう。

しかし、このものが人に与える鳥肌が立つような視覚的衝撃は、あまりにも恐ろしいものだった!!

そして、このものの歴史の悠久さは、傳國の玉璽さえも比べものにならないほどだ!

この大きな木箱の底層にある柔らかく黄ばんだ奇妙な毛皮の上に、静かに横たわっているものは、形が高脚のテーブルランプのようで、ランプの頭のような太い部分は、長さが約20センチほど、幅は7、8センチほどで、その「ランプの頭」の下には、1メートル近くの丸い棒がある。

このものは、上部の「ランプの頭」のような部分も、下部の棒の部分も、全体が純金で作られており、その上には奇妙で神秘的な絵や図像が彫刻されている。

このものを初めて見た瞬間、脳裏に自然と二つの言葉が浮かぶ!

権杖!!

古代エジプトの純金のファラオの権杖!!

この瞬間。

このものが楚おじいさんのコレクションの木箱の中に静かに横たわっているのを見たとき、黃シェフの目玉は飛び出さんばかりだった!!

強烈な信じがたい感覚と、想像を絶する衝撃が、彼の「幼い」心を激しく揺さぶっていた。

彼はどうしても、古代エジプトの最高権力を象徴するこのものが楚おじいさんの箱の中に現れるとは思いもよらなかった!!

さっき傳國の玉璽を見たときでさえ、彼は今のようにこれほど動揺し、衝撃を受けることはなかった!!

この楚おじいさんは当時いったいどんな場所に行ったのだろう??何をしていたのだろう!??

強烈な知識欲が、黃シェフの心の底で狂ったように叫んでいた!

楚雨晴も同様に美しい目を凝らし、息を荒げ、全身が雷に打たれたかのように、顔中に驚愕と信じられない表情が交錯していた!

この呆然とした表情はしばらく続き、楚雨晴はようやくこの純金で作られたかのような権杖を見つめ、手を伸ばして軽く撫でながら、まだ信じられないという様子で言った:「これ、本物じゃないよね?」

黃シェフは少し硬くなった両頬をこすりながら、木然とした表情で頷いた!!

「僕もこれが偽物であってほしい!そうでなければ、あまりにも受け入れがたいことだ!!」