第191章 危機存亡がかかった人類！

嵩山。

千年の古刹、少林寺。

この時、少林寺はすでに大混乱に陥っていた！

人類の存亡に関わるこの生配信は、ほぼ全世界のネットユーザーが緊張して注目していた！

地球上では、この瞬間、日々の糧のために必死に働いている人々や、落ちぶれて物乞いで生きている人々以外は、誰もがこの配信を見ていた。

そして、人類の発展と進歩のために休むことなく、黙々と貢献している無名の英雄たちも、この配信を見ていなかった。

それ以外の全世界の人々は、非常に緊張し、恐怖に満ちた表情でこの制御不能になりつつある恐ろしい配信を見ていた！！

今や配信ルームには、人類の滅亡に関する絶望的なコメントがどんどん増えていた！

世界中で程度の差こそあれ、騒乱が発生していた！

この瞬間。

濃厚で晴れることのない絶望と、非常に強い生存への欲望が、すべての人の顔に表れていた！

正常な人間なら誰一人として、自分が滅ぼされることを甘んじて受け入れることはできない！

華夏。

各地の交通はすでに麻痺していた！

かつては朝9時から夕方5時まで働き、洗練された服装をした社会のエリートたちが出入りしていた高級オフィスビルから、時折、諦めきれない怒号や絶望の泣き声が聞こえてきた！

24時間営業の大型ショッピングモールも、すでに大混乱に陥っていた！

最も恐ろしく、今回の危機がどれほど深刻で、どれほど絶望的かを最もよく示しているのは：

嘎子と潘子でさえ、もはやライブ配信でお酒を売っていないことだった！！

潘子の家。

配信ルームにはもう誰もいなくなった潘子は、一人で自分の逗音ライブ配信ルームに座り、引き出しから取り出した、これまでの日々の粗悪なお酒の販売配信で稼いだ帝都と上城の20軒の家の権利書を見つめていた。

彼の顔には後悔と憎しみが満ちていた！！

彼はとても悔しかった！！

彼は良心を捨ててまでこれほどのお金を稼いだのに、結局使う前に人類が滅亡してしまうことが悔しくてたまらなかった！！

どうして納得できようか！！

これは彼がネット上の非難の声を浴び、「徳と芸術の両方に優れている」という評判も地に落とし、顔も捨てて手に入れたお金だったのだ！！

しかし、彼がそれを楽しむ暇もなく、人類は滅亡しようとしていた。