第165章 健二、助けて!

佐々木静は床の上でカラフルな薬の錠剤と注射器を調べながら言った。「まずこの注射をして、それから薬を飲めば、効果は抜群よ」

佐藤妙は怯えて田中純希の側に寄り、彼女にぴったりと寄り添った。「純希……」

純希は背中の爪が折れそうなほど痛み、顔から血の気が引いていた。歯を食いしばって言った。「静、恨んでいるのは私でしょう。妙を解放して、彼女は無実よ」

「なぜ彼女を解放する必要があるの?一人多く死んでも構わないわ」

静は薬を床に投げ捨て、部屋のドアを開けて言った。「みんな、入りなさい!」

七、八人の男たちが外から入ってきた。彼らは床に横たわる二人の美女を見るなり、目に飢えた狼のような光を宿した。

二人は冷水を浴びせられ、服が完全に体にへばりついていた。その曲線美に男たちの目は赤く染まった。

妙は彼らが自分の胸を見つめているのに気づき、下を向くと濡れた白いシャツの下でブラジャーが丸見えになっていることに気づいた。この獣たちの前では裸同然だった。

妙は恐怖で大声を上げた。

男たちの何人かはすでに我慢できず、両手をこすり合わせながら動き出した。「大きな声で叫べば叫ぶほど、俺たちは興奮するぜ」

妙は唇を強く噛み締め、すぐに血が出てきた。

静は言った。「純希、私の姉が受けたような仕打ちを味わわせてあげるわ。健太にあなたが安っぽい女だということを知らせてやるの!」

純希は必死に縄をほどこうとしたが、手首は骨が折れそうなほど締め付けられていた。そんなことをしても無駄だとわかっていたが、今の彼女には何もできなかった。

数人の男たちはすでにズボンを脱ぎ始めていた。妙は恐怖で目を閉じ、純希にぴったりと寄り添いながら、ついに泣き出した。「純希、今すぐ死んだ方がましだわ!」

「美女、そんなこと言うもんじゃないぜ。すぐにお前たちは気持ち良くて死にたくなくなるからな!」

男たちは静に尋ねた。「佐々木さん、そろそろ味見させてもらってもいいですか?」

静は床の物を見ながら言った。「彼女たちに薬を少し加えれば、どんな貞淑な女でも協力的になるわよ」

一人の男が言った。「そうかい?貞淑な女が一番好きだぜ。燃えるぜ!」

「そう?」静は不気味に笑った。