田中純希は渡辺健太に腹を立て、スキー板を投げ捨て、雪玉を作って彼に投げつけた。「そんなに正直に言わなくてもいいのに!」
健太は大笑いし、二人はスキーから雪合戦に変わった。純希は健太に勝てず、駄々をこね始めた。「いじめないで、うぅ……」
健太は仕方なく手を止めた。「わかったわかった、君が仕返ししていいよ」
純希が不意打ちをすると、健太は彼女を捕まえようと走ってきた。純希は怖くなって逃げ出した。「ごめんなさい、旦那様!」
健太は容赦せず、すぐに追いついて彼女を抱きしめ、二人は雪の上に転がり落ちた。純希は彼の上に乗って大笑いした。「あはは、旦那様、まるでクッションみたい」
健太は体を反転させて彼女の上に覆いかぶさり、両腕で自分の体重を支えながら、顔を下げてキスを求めた。
純希は彼に応え、健太は彼女の反応に満足した。
長い時間が経ってから彼は彼女の赤い唇から離れ、言った。「純希、今夜は一緒に運動しよう」
純希は「運動する」という言葉を聞いただけで顔を赤らめた。「二日くらい休ませてくれない?」
「ダメだ」健太は真剣な表情で言った。「旦那が進んで宿題をしたいと言っているのに、奥さんは褒めるどころか、勝手に量を減らそうとする。そんなことは絶対に許されない」
まるで純希が何か大変な過ちを犯したかのようだった。
純希は言い返せなかった。「わかったわよ、どうせ断っても無駄でしょ」
健太は彼女の鼻先をつついた。「思想的な自覚が高いね」
二人はじゃれ合い、純希はもう少し練習した後、疲れたと言うと、健太は彼女を連れて山を下り、温泉ホテルへ向かった。
ここは邸宅からは少し離れていたので、その夜は帰らずにホテルに泊まり、天然温泉を楽しんだ。
健太は進んで純希の背中をマッサージすると申し出たが、もちろんその過程で甘い時間を過ごした。純希は自分が温泉に浸かっているのか、それとも渡辺社長と遊んでいるのかわからなくなった。
その夜、ホテルの部屋で健太は「新しい体位」を試そうと彼女にしつこく迫った。純希はそこで初めて、彼の頭の中にこんな悪い考えがあったことを知った。しかし、渡辺社長の熱意には抗えず、恥ずかしさを押し殺して協力した。健太の汗が彼女の体に滴り落ち、彼は彼女を抱きしめたまま長い間放さなかった。