「その日、蘇氏阿七は我々の宗主と会見した。彼は名を馳せた五品修士で、我々神農派は当然礼を持って接待した。阿七は我々の宗主と長く話し合い、最初は主客ともに楽しく過ごしていた。」
「その後、蘇氏阿七は我々に'七煌妙果'について尋ねてきた。彼の後輩が渡劫に失敗し、天劫の傷を負っており、後輩の傷を治療できる薬物を探していたのだ。人の紹介で、神農派にやってきたのだが……'七煌妙果'は元々我々神農派が代々伝えてきた至宝で、後にどういうわけか、道友たちにその存在が知られ、神薬として伝えられるようになった。最後には、薬効が誇張されて伝わり、'七煌妙果'に天劫傷を治す効果があるという噂まで広まった。面白いことに、我々自身でさえ'七煌妙果'にそのような神効があることを知らなかったのだ。」ここまで話して、正言兄は自嘲的に笑った。