第162章 諸葛月の動画

帰り道で、宋書航は眉をひそめた——彼はさっきの奇妙な男に何か違和感を覚えていた。その外見が奇抜だということではなく、その人物全体から「普通の人々」とは違う印象を受けたのだ。修士なのだろうか?

薬師の建物に戻った。

京巴豆豆はまだゲームに夢中で、ゲーム内の「妻」と遊んでいたが、今日はまだビデオチャットを始めていなかった——書航が戻ってくるのを待っていて、書航にその女の子とビデオチャットをさせるつもりだったのだ。

書航はまず白先輩の電脳を組み立て終え、それから必要なプログラムをインストールした。

そして彼のために雑談ソフトウェアのアカウントを作成した。

「先輩、ニックネームは何にしますか?」書航は尋ねた。

「白、これが私の道号だ」白先輩が答えた。

「はい」書航は基本情報を設定し、雑談アカウントを申請して、さらに「九洲一号群」に参加申請を送った。「できました。黄山真君が承認してくれるのを待つだけです」

そう言った時、彼の携帯電話が鳴り出した。

「もしもし、どちら様でしょうか?」書航は電話に出て尋ねた。

「書航の若者よ、私だ、黄山真君だ。話せる状況かね?」真君の爽やかな笑い声が聞こえてきた。

「はい、大丈夫です。そうそう、黄山先輩、ちょうどお探ししていたところです。白先輩のアカウントを作ったところで、九洲一号群への参加申請を送りました。オンラインの時に処理をお願いします」書航は笑って言った。

「わかった、すぐに処理しよう。白真君は君の側にいるのかね?」黄山真君は尋ねた。

書航は答えた:「はい、今彼の電脳にソフトウェアをインストールしているところです」

「頑張れ!では白真君のアカウントを追加してくる」黄山真君は言い終わるとすぐに電話を切った。

「あれ?先輩、電話の用件を言わないうちに!」書航は声を上げたが、真君の方はすでに切れていた。

真君は一体何のつもりだろう?

ピンポン~電脳の雑談ソフトウェアから通知音が鳴り、白先輩のアカウントがグループに追加された。

「グループに入りました。グループ名刺を設定しますか?」書航は尋ねた。

「うん、見てみよう」白先輩はグループ内を少し見回し、考えた後、自分のグループ名刺を「白尊者」に変更した。

彼が名刺を変更した瞬間、九洲一号群は突然賑やかになった。

黄山真君:「白道友、突破されたのですか?」