第255章 もし私が一本のネギだったら?

葱母はどう言っても三百年生きた葱精であり、彼女の体内には膨大な妖気が蓄えられている——これらの妖気は彼女自身にとっては何の役にも立たず、人を脅すことにしか使えないのだが。

しかし、妖気は妖気なのだ!

彼女の体を切って料理にし、しかも妖気を処理する専門の料理人の仙人もいなければ、その妖気は料理と一緒に食べた人の体内に入ってしまう。

普通の人々なら、食べたら妖気に感染してしまう。

運が良ければ気が狂って馬鹿になり、あちこちで人を殺したり騒ぎを起こしたりして、最終的に自分を疲れ果てさせて死ぬまでだ。

運が悪ければ妖気に感染して、半人半妖のものになってしまう……そうなったらどう死ぬかも分からない。

修士であっても、この部分の妖気を精製するのに十分な修為がなければ、非常に厄介なことになる!