なぜ爆発するんだ、不幸だ!
宋書航は嘆息し、最速で手の中の「甲符」を起動させた。心の中では痛みを感じていた。
これは最後の甲符だったのだ。使い切ってしまえば、未来の長い間、命を守る手段の一つを失うことになる!
甲符が起動すると、魔法の護符の中のエネルギーが防御に変わり、宋書航を覆い、全方位死角なしの保護を形成した。
轟!
隕石の核心が爆発し、その中から高温の火炎が噴き出して、宋書航を包み込み、呑込んだ。
同時に、爆発は無数の隕石の破片を巻き起こし、弾丸のように宋書航に向かって衝突した!
カチカチカチン……甲符の防御層の光幕が連続して揺れ、その上には「水渦」のような波紋が衝突によって生じていた。
宋書航は顔色を変え、足に力を入れ、素早く爆発中心から退避した——甲符の防御は、三品以下の修士の全力一撃を防ぐことができるはずなのに、衝撃で防御が不安定になっている!