第348章 もしもし、蛟霸道友ですか？私は大津波を予約したいのですが。

「一回限りの宋書航」とはどういう意味だろう？これは一回限りの飛剣、一回限りの流星剣との間に何か親密な関係があるのだろうか？

そう考えていると、宋書航は膀胱がいっぱいになってきて、突然尿意を催した……

「先輩……この『一回限りの宋書航００１バージョン』の機能について教えていただけますか？」宋書航は慎重に尋ねた。

「安心して、大げさな機能はないよ」白尊者はにこにこと書航を安心させるように言った。「これは私が『万里飛遁術』を基に改良した魔法の護符だ。昨日言ったように、君に『竜門を成功して跳ぶ』経験を体験させたいと思っていただろう？これがその竜門を跳ぶ体験をさせるために作ったものだよ」

「あの……先輩。ひとつ聞きたいんですが、これは私を『ピュー～』っと螺旋昇天させるものですか？」宋書航は緊張して尋ねた——もし『ピュー～』っと『剣刃風暴』モードで昇天させるものなら、彼はすぐに白先輩に対して秘技『人間修士に降伏する五百の方針』を使うしかない！

「君は飛剣じゃないんだから、そんな複雑な符文を君の体に刻むことはできないよ」白尊者はゆっくりと説明した。「この『一回限りの宋書航００１バージョン』の機能はただひとつ、『万里飛遁術』を大幅に簡略化して、最も基本的な動力機能だけを残したものだ。これは君の体に強力な上向きの推進力を与え、竜門の滝を逆流して登れるようにするんだ。

だから……これがあれば、万が一君が大津波エリアに泳いでしまっても、これを起動すれば、その強力な推進力を借りて津波エリアから脱出できる。それに、私はずっと海辺で見守っているから、君が『一回限りの宋書航００１バージョン』を起動した時点で、すぐに助けに行くことができるよ」

ここまで聞いて、宋書航はすぐにほっとした——つまり、これはモーターのようなもので、彼の動力を増強し、津波の中でも『一回限りの宋書航００１バージョン』を頼りに波を乗り越え、海の中を進むことができるということだ。聞いた感じではなかなか良さそうだ！

螺旋昇天することがないなら、安心だ。

「では先輩……海に入ってきますね」宋書航は気分良く、手を振って海に飛び込んだ。

白尊者は微笑み、引き続き岩の上で呆然と座っていた。

宋書航は水に入ると、楽しそうに少し泳いでから、一気に海底へ潜った。