第329章 あの小娘を捕まえたか?

七生符府主が高某某一行を接見し、笑いながら尋ねた。「南教授、あなた方が私を訪ねてきたのは、島で何か必要なことがあるのですか?」

「そうなんです。先生が私たちに島の住民に『論語』を教えるよう頼まれましたが、そのためには完全な『論語』の巻物が必要です。教科書として使うためです」諸葛忠陽が一歩前に出て、微笑みながら言った。

この時の諸葛忠陽は意外にも頼りになり、いつもの悪友らしいふざけた様子は全く見られなかった。

そうだな...この男は見た目はふざけていて、殴りたくなるような口を持っているが、近年は複数の大企業やグループを経営している。本気を出せば、非常に頼りになる男なのだ。

「ハハハ、私はそのことをすっかり忘れていました。南教授、焦る必要はありません。すぐに完全な『論語』を用意して、あなたのところへ届けさせましょう」と七生符府主は言った。

南教授は心の中でほっと息をついた。まさかこの問題がこんなに簡単に解決するとは思わなかった。

「他に何かご用件はありますか?」高某某たちがすぐに立ち去る様子がないのを見て、七生符府主は尋ねた。

高某某が一歩前に出て言った。「はい、もう一つ先生にお尋ねしたいことがあります...私たちの友人、宋書航のことなのですが、彼を見かけませんでしたか?彼は身長約175センチ、今はもう少し高いかもしれません。笑うととても清々しい笑顔をします。彼も私たちと同じ飛行機で事故に遭ったはずです」

彼は宋書航の容姿を七生符府主に詳しく説明した。

宋書航?

この名前を聞き、さらに高某某の説明を聞いた後、七生符府主の目が急に輝いた——彼らが言っているのは宋書航小友のことだろうか?

「書山圧力大?」と七生符府主は尋ねた。

土波はすぐに答えた。「それは書航のネットネームです」

なるほど...この人たちは、親切な宋書航小友が自分に送ってくれた国語の先生たちなのか?

書航小友には本当に感謝しなければならない。自分の「野人島の原始人たちに中国語を学ばせる」という大志において、書航小友は多くの助けをくれた。アルファベットやアルファベットの歌も書航小友の提案だった。

自分がこの「有教無類、万人に中国語をマスターさせる」という大志を達成したら、宋書航小友に大祝儀袋を贈り、さらに彼と「血神の钻」を取引しなければならない。