第337章 新型使い捨て飛剣005

先輩、蟻はこんなに可愛いのに、傷つけないでください。

白尊者の長い指が蟻を押し潰すのを見て、銅卦仙師の心には不思議と悲しみが湧き上がった——まるでその蟻が、自分自身であるかのように。

「おはようございます、白先輩」銅卦仙師は自分の声が今、きっと機械的に聞こえていることを知っていた。

白尊者は手で地面に円を描き、三十匹の蟻をその円の中に閉じ込めると、顔を上げて銅卦仙師に続けて言った。「そうだ、銅卦道友。『三十三獣神宗』の者たちが今日来るかどうか、占ってくれないか？」

「問題ありません、今すぐ占います！」銅卦仙師はまず焼肉台の下の火炎を少し小さくし、それから亀の甲羅を取り出し、力強く振って、三枚の銅板を投げた。

三枚の銅板は地面で転がり、最終的に品の字の形に並んだ。銅卦仙師は品の字の形の銅板を見つめ、指を曲げて計算し始めた。

宋書航は占いがわからず、この卦象がどういう意味なのかわからなかった。

しばらくして、仙師は「ハハハ」と笑って言った。「白先輩、ご安心ください。今日、三十三獣神宗の者たちは必ず来ますから、先輩はただ彼らを一網打尽にすればいいのです！」

「ああ」白尊者は黙って頷いた——つまり、今日も三十三獣神宗の者たちは来ないということだ。

まったく、こいつら……仕事の効率が遅すぎる、人を救いに来るのにもぐずぐずしている。

銅卦仙師は甘い笑顔を浮かべて言った。「では先輩、私は焼肉を続けてもよろしいでしょうか？」

「うん、頑張って」白尊者は頷いた。

銅卦仙師はすぐに密かにほっとした——どうやら、この危機は乗り越えられたようだ！

そこで、仙師は再び火力を上げ、焼肉を始めた。

……

……

このとき、白尊者がまた声をかけた。「そういえば銅卦道友、君は『気運』を集める必要があるんだよね？昨日積み上げていた祭壇は、古代の『巫族』が天を祭り、自分たちの一族の気運を高めるための法壇だよね？」

銅卦仙師は照れくさそうに笑い、頷いた——彼の愛すべき弟子、鉄卦算仙のために、彼は確かに強力な気運を必要としていた。

白尊者：「でも、君は古巫ではない……この法壇を積み上げても意味がないよ」

銅卦仙師はため息をついた。彼も死馬を生馬のように扱っているだけだった。