第345章 破滅の僥倖心理

白鶴真君は元々「功を求める」という口実で勇気を出して、白尊者に会いに来て、ついでに白尊者と少し話をすれば満足するつもりだった。

しかし思いがけず、幸せがこんなに突然訪れるとは。白先輩は彼のことをしっかり覚えているだけでなく、さらに彼にプレゼントまでくれた。そのプレゼントの中に何が入っているかはわからないが...白先輩からもらったプレゼントなら、たとえ空箱であっても、彼にとっては世界で最高のものだった。

白鶴真君はその小箱を抱きしめ、幸せな表情を浮かべていた。

一方。

豆豆は軽く宋書航の肩を叩き、声を低くして言った。「見ただろう、これがファンの鑑だよ。」

宋書航：「……」

幸せな表情の白鶴真君を見ていると、宋書航は突然背筋が寒くなった。彼の第六感が鋭く警告していた——これは大きな厄介事だ！

超級の厄介事！だから、この白鶴真君とは一切関わらないほうがいい、絶対に。

修士の第六感はとても鋭いもので、基本的に修士の第六感が主人に何かのシグナルを送ってきたら、迷わずその第六感に従えば間違いない。

そこで、宋書航はそっと後退し、テントに戻ろうとした。

……

……

白尊者はやる気に満ちた白鶴真君を見て、笑いながら言った。「私のために何かしたいのか？」

「はい、はい、白先輩、最近何かお手伝いできることはありませんか...前回私に任せられた西部宇宙駅の問題や、すり替えられた宇宙飛行士の件も、私はすべて完璧に解決しました！」白鶴真君は力強く胸を叩きながら、話題に乗じて自分の功績を白先輩の前で自慢した。これで白先輩の好感度を上げることができるだろう。

「前回の件はお前が解決したのか？大いに助かったよ。」白尊者は答えた——それならば、白鶴真君の「一度きり流星剣001バージョン」を普通の「一度きり飛剣」シリーズに変更しようか？

事実が証明するように、好感度を上げるのは非常に効果的な行動だった。

白尊者が考えている間に……

目の前の白鶴真君は、とても幸せな表情で言った。「先輩のお役に立てるなら、それが私にとって最大の幸せです。そういえば先輩、様々な髪型の先輩は本当に眩しいです。70枚以上の表情画像、私は全部集めました。それらを拡大して私の宮殿に飾り、毎日先輩のお顔を拝見するつもりです！」